重要:新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、本年度の開催は中止といたします。 ご発表・ご参加をご検討いただいた皆様、大変申し訳ありません。


可視化技術に関わる研究者・教育者・企業関係者・学生の交流の場を提供するワークショップを開催いたします。
可視化に関係ある幅広い分野からのチュートリアルと基調講演を企画し、さらにポスター発表を広く募集します。
自然科学・工学・医学から人文科学・社会科学・芸術まで、幅広い対象の可視化の研究発表を歓迎いたします。
皆様のご参加を心からお待ちしております。

日時: 2020年3月2日(月)
場所: 東京工科大学蒲田キャンパス
連絡先:visws2020 (at) vis-lab.jp

発表募集・参加登録

本年度は中止となりました。

ポスター発表募集

可視化に関係あるポスター発表を広く募集します。
  • 予稿の提出は必須ではありませんが、ポスターのソフトコピー(PDF形式)の提出を歓迎します。
    • ポスターのソフトコピーを提出しない場合にも事前申込は必須ですのでご注意ください。
    • ポスターのソフトコピーを当ウェブに掲載いたしますのでご注意ください。
  • 学生による優秀なポスター発表を当日投票により表彰します。
    • ただし表彰対象者はポスターのソフトコピーを提出した人に限られる点にご注意ください。
申込期限:2020年2月19日(水)
ソフトコピー提出期限:2月26日(水)
送付先:近日公開



参加費

3000円(学生)
5000円(可視化情報学会会員・協賛学会会員)
7000円(一般)
※参加費は非課税です。
※当日、現金でのお支払いをお願いいたします。

プログラム

10:00~12:00

チュートリアル

チュートリアル: ハンズオンセミナー Unity最新ビジュアリゼーション機能講座(安原 祐二)

12:00~14:00

ポスター発表・ランチパーティー


14:00~14:45

基調講演1

気象情報可視化ツールWvisの開発と気象の見える化・触れる化について(新井 直樹)

14:45~15:30

基調講演2

心臓カテーテル手術のための計画支援ソフトウェアの研究開発と臨床応用(土井 章男)

15:45~16:30

基調講演3

深い読みにいざなうデータ中心コミュニケーション(脇田 建)

16:30~17:15

シーグラフ東京セッション

SIGGRAPH 2019 レポート& 東京開催SIGGRAPH ASIA 2021 予告(安藤 幸央)

17:15~17:30

閉会式・ポスター発表表彰

チュートリアル・基調講演

安原祐二

ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社 フィールドエンジニア

チュートリアル:
ハンズオンセミナー Unity最新ビジュアリゼーション機能講座

実現したい可視化の内容によっては、高度なGPUの実装テクニックが必要とされることがあります。近年 Unity が導入した VFX Graph は、プログラミングすることなくGPUを扱える画期的な機能です。このセミナーでは Unity VFX Graph の基礎的な利用を、持参いただいたPCを操作しながら学んでいただきます。 なお、持参したPCは Surface Pro(2017) 程度以上の性能を想定し、OSは Windows 10 とします。Mac では動作しない可能性がありますこと、ご了承ください。 また、このチュートリアルは前半にUnityで可視化を扱う上での解説も行います。 PCを持参しない、あるいは性能を満たさない場合でも聴講いただければ有益なものになります。

【重要】あらかじめ Unity(バージョン 2019.3)をインストールしてきてください。
(Unityインストール方法: https://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/GettingStarted.html 「Unity Hub を使用」を推奨します)
また、Unityが初めての方はあらかじめアカウントの作成もお願いします。 (Unity Hub を起動したのち右上のサインインから進んでください)
上述のように持参PCのOSは Windows 10 を想定します。Mac Book Proなら動作する可能性がありますが、Mac Book Airでは性能が足りないと予想されます。


20年のゲーム制作を経て2015年にUnity社に参加、Unityの実装や講演をこなす。東北大学工学部機械知能工学科修士課程修了。



新井直樹

東海大学 工学部
航空宇宙学科 航空操縦学専攻

基調講演1:
気象情報可視化ツールWvisの開発と気象の見える化・触れる化について

大気の立体的な構造を直感的に理解するため、さまざまな気象情報を3次元で可視化する気象情報可視化ツールWvis (Weather Data Visualization Tool)の開発を進めている。Wvisは数値予報データを立体的に可視化し、風向・風速、気温、湿度、湿域、露点温度、相当温位、ジェット気流等を、ベクトル矢や流線、等数値面およびコンター図で表示することができるツールである。本稿では、Wvisの可視化機能の概要と、3Dプリンターを利用した教育用立体気象模型の造形について紹介する。


東海大学大学院、東京商船大学(現 東京海洋大学)大学院修了、博士(工学)。 日本電気株式会社、独立行政法人電子航法研究所。 第48次日本南極地域観測隊越冬隊員。 現在は、東海大学のパイロットコースで気象学を担当している。専門は航空気象、気象教育。気象予報士。



土井章男

岩手県立大学
ソフトウェア情報学部

基調講演2:
心臓カテーテル手術のための計画支援ソフトウェアの研究開発と臨床応用

心臓にできた血栓が脳の血管に流れて詰まる「脳塞栓(のうそくせん)」は、介護が必要となる重度の脳血管疾患となる可能性が非常に高い。この血栓を防ぐカテーテル手術(左心耳閉鎖術)に対する計画支援ソフトウェアの概要と、臨床応用への取り組みについて、講演する。本ソフトウェアは従来から使用されている経食道エコー検査を心臓CT画像に代替する機能を保持しており、安全で正確な術前計画の立案、患者や医師の負担軽減などに役立っている。


1982年神戸大学大学院工学研究科修了。同年日本アイビーエム(株)東京基礎研究所に入社。1995年岩手大学工学部情報工学科講師。1999年岩手県立大学ソフトウェア情報学部教授、現在に至る。コンピュータグラフィックスや画像処理に関する研究に従事。工学博士。著書に「3次元グラフィックスの基礎と応用」(共著)等。2007年には、科学技術振興機構の「大学発ベンチャー創出推進制度」により、株式会社アイプランツ・システムズを設立し、医療用ソフトウェアの研究開発を行っている。 教育研究者総覧:http://souran.iwate-pu.ac.jp/html/100000109_ja.html
岩手県立大学先端可視化研究所:http://advancedvislab.com/



脇田 建

東京工業大学
情報理工学院

基調講演3:
深い読みにいざなうデータ中心コミュニケーション

2018年にYnnermanらは新たな科学コミュニケーションの形態として、説明された科学探求の場を意味する"exploranation"の概念を提唱した。"Explanatory"な可視化は人々が個別の関心の赴くまま科学データを探索する場であり、その都度、データを説明する文章を提示することで科学の理解を促す。この講演では、多次元データの可視化技術、テキスト合成、連携ビューなどの技術を組み合わせたデータ可視化技術により、企業情報、国際比較指標などの多次元データについての"explanatory"なシステムを構築した経験と今後の展望について紹介する。


1989年東京大学理学部卒業。1991年東京大学大学院理学系研究科修了、1993年同研究科博士課程を中退し、東京工業大学理学部情報科学科助手。1997年博士(理学)。東京工業大学大学院 情報理工学研究科 助教授(2004-2007)、准教授 (2007-2016)、東京工業大学 情報理工学院准教授 (2016-)。情報可視化、ヴィジュアルアナリティクス、プログラミング言語の研究に従事。IEEE、ACM、情報処理学会、日本ソフトウェア科学会各会員。



安藤幸央

シーグラフ東京委員長

シーグラフ東京セッション:
SIGGRAPH 2019 レポート& 東京開催SIGGRAPH ASIA 2021 予告

コンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術の学会、祭典でもあるSIGGRAPH 2019 より、注目を浴びた展示、最新の研究内容、アート展示の内容をご紹介いたします。 またCGに関する最先端の論文発表から、コンシューマー向けのVR/ARコンテンツの上映内容まで、多岐にわたってご紹介します。 また 2021年に東京で開催される予定の SIGGRAPH ASIA 2021 に関してもいち早くご紹介いたします。


シーグラフ東京委員長。 株式会社エクサ スマートシステム開発本部 / 企画部 所属。 三次元コンピュータグラフィックス、ユーザエクスペリエンスデザインが専門。 Webから始まり情報家電、スマートフォンアプリ、VRシステム、 巨大立体視ドームシアター、デジタルサイネージ、メディアアートまで、 多岐にわたった仕事を手がける。 米国グーグル公認デザインスプリントマスター。 「Generative Design―Processingで切り拓く、デザインの新たな地平」翻訳 「Processing:ビジュアルデザイナーとアーティストのためのプログラミング入門」翻訳 「SF映画で学ぶインタフェースデザイン アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン」監訳



併催:天文学可視化ワークショップ(aflakユーザミーティング)

aflak: 天文学マルチスペクトルデータの視覚解析ビジュアルプログラミング環境-概念、システム、応用-

藤代一成,打木陸雄,朱立宇,Malik Olivier Boussejra(慶應義塾大学)

実行委員会・協賛団体

主催

可視化情報学会

協賛企業

富士通株式会社
株式会社HPCテック
サイバネットシステム株式会社

協賛学会

芸術科学会, 日本機械学会計算力学部門設計情報駆動研究会

実行委員会

伊藤貴之(お茶の水女子大学)
川原慎太郎(海洋研究開発機構)
竹島由里子(東京工科大学)(実行委員長)
宮地英生(東京都市大学)

アクセス

東京工科大学 蒲田キャンパスへの交通アクセスは こちらをご参照ください。